柔らかな日差しが差し込むリビングスペース。
真冬でも、
晴れていれば、
エアコンなく暖かく過ごせる。
明るいこの場所で、
冬服のお手入れ。
真冬日しか着ないセーターも、
この時期には何度か袖を通している。
毛玉が気になり始めるころ。
ハンガーに掛けていると気づかないのに、
仕事中にはやたらと目につき気になる毛玉。
着用前後にお手入れできればいいのだけれど、
出勤準備に慌ただしい朝も、
疲れて帰宅した後も、
そんな余裕はなし。
よく晴れた休日に、
日なたで作業。
毛玉取りとコロコロ。
明るいこの場所なら、
毛玉も、
ほこりも、
髪の毛も、
よく見える。笑
それに加えて、
道具のそろった引き出し。
作業効率もいい。
つい先日、
年末に見かけた冬物ワンピースをふと思い出し、
仕事帰りにふらりと覗きに行くと、
店頭はすっかり春物。
セール品の中にも残っていなかった。
ずっと気になっていたわけではないので、
がっかり感もなく、
そのまま店を後に。
あっさり諦められたのは、
いまある冬服に満足できているから。
その日の気温や天気に合わせて、
何着ていいのかわからない、もなく、
飽きることなく、
手持ちの服を選ぶことが、
できている。
来年のシーズン到来時、
まだ買えなかったワンピースのことえを覚えていたら、
似たようなものを探してみよう。
新しい服を見て回るのは楽しい。
でも、
年齢とともに、
服選びの難しさを感じるように。
好みの服が、
自分に似合う服ではないし、
サイズが合っていても、
着心地のいい服ではない。
着心地がよくても、
体形にあっているとは限らない。
自分で選ぶ服が年相応なのか、
わからなくなってきて、
新たな服選びは、
時々苦痛を伴うように。
10年前、20年前のように、
気軽には服を選べなくなった。
だからこそ、
手持ちの服は貴重。
いまある1着を手放すことになったら、
同じような服を探すことから、
始めると思うくらい、
気に入ったものばかり。
高価な服は1着もないけれど、
いまあるものを大切に、
お手入れしながら、
納得のいくまで着る。
何かいい服ないかな、と、お店巡りをするより、
自宅でお手入れしながら、
明日は何を着ていこうか、と、考える。
そんな時間の方が楽しい。
冬服は充分あるから、
今期は何もいらない。
お手入れしながら、
そんな今年の冬服の振り返り。
最後までお読みいただきありがとうございます。