成人の日に捨てたもの。
1と8のキャンドルとハンドクリーム。
キャンドルは、
次男のバースデーケーキにたてたもの。
ハンドクリームは、
長男の旅行土産で、
使い切ったもの。
次男は先月、
成人を迎えた。
年齢のキャンドルを立てるのは、
今回が最後かな。
そう思うと、
名残惜しくて、
すぐには捨てられなかった。
でも、
長男の旅行土産のハンドクリームがなくなったタイミングで、
同時にどちらも断捨離。
記念撮影してみて、
わかったこと。
捨てたくなかったのは、
思い出のものではなく、
そのものにまつわる思い出。
18のキャンドルではなく、
家族でバースデーケーキを囲んだ思い出。
中身のなくなったハンドクリームのチューブではなく、
長男がお土産をくれたという思い出。
写真に残し、
実物を何度も目にして、
思い返すこと
記憶に刻むことで、
実物への執着は、
薄れていく。
長男の部屋の押し入れの片隅。
年季の入った無印良品の引き出し。
その上には、
作品ファイルとポケットアルバム。
引き出しの中と、
作品ファイルは、
息子たちの思い出の品。
ポケットアルバムは、
息子たち誕生前までの、
夫婦の写真。
この家に入居したころは、
この倍、いや3倍以上あったかな。
とにかく大量にあった、
思い出の作品たち。
一度作業に取り掛かると、
集中的に選別、断捨離し、
ある程度の目途がついたところで休止。
そんな1年単位のサイクル。
時には、
途方に暮れながらも、
見直しを続け、
この量まで減らせた。
思い出系は、
気持ちの整理もあるので、
潔くとはいかない。
それでも、
ここにきて、
減らすペースが加速してきたように思える。
毎年整理しながらじっくり見返すことで、
行ったり来たりしていた気持ちに、
変化。
成長の記録を振り返りつつ、
幼いころを懐かしむ気持ち。
何度も繰り返すことで、
私の中に刻み込まれていった。
ものを介さなくても、
思い出すことができるし、
ものがなければ思い出せないなら、
忘れてしまってもいい。
これらの作品をゆっくり見返すことが老後の楽しみだね、
なんて夫と話していたけれど、
老後は息子たちの幼いころを振り返るよりも、
孫を可愛がりたい。笑
息子たちが大人になったことで、
子育てに一区切り。
息子たちが新しい一歩を踏み出すなら、
私も新たな楽しみ、生きがいを見つけたい。
昨年までとは異なる気持ちで、
向き合える。
今年も、
思い出整理をしよう。
夫婦の写真は、
半分まで減らす。
作品は、
この引き出し内に全て納める。
できることなら、
引き出しの数を、
減らしたい。
息子たちの作品を集めたこのケース。
子育ての勲章のような思い入れをもって、
大切に保管してきた。
だけど、
もうなくてもいいかもしれない。
思い出整理に区切りをつけよう。
そう思えた成人の日。
最後までお読みいただきありがとうございます。