現在刺している刺し子布巾。
沢山買い集めた布巾のうち、
一部は断念して処分。
厳選して残したものをこつこつと刺し続け、
残すところこの1枚。
刺し終えたら次の1枚はもう決まっている。
自分の技量を見極めて、
収集したものを断捨離したことで、
趣味をどう続けていきたいかを、
見つめ直すことができた。
いまの柄を楽しみつつ、
次にも期待。
先の先の先まで考えるくせをやめたら、
空間に少しゆとりがでて、
気持ちにも余裕ができた。
最近少しずつ再開しているフリマサイトでの出品。
売れたものの梱包で、
小さなものには、
レターセットファイルに入れた資材で梱包することが多い。
梱包作業の際に出したレターセットファイルを、
出したついでに見直し。
封筒やポチ袋、シールやメッセージカードは、
定期的に使っている。
ずっと引っかかっていたのが、
なんとなく取っておいた便箋。
便箋、、、いつ使った?
まだメールやLINEでのやり取りが頻繁でなかった頃、
引っ越し先から友人に手紙を書くこともしばしば。
また、お世話になった目上の方や、
親類とのやり取りで、
挨拶状やお礼状を書くことも。
おしゃれな友人用のレターセットと、
かしこまった先用のレターセット。
かつては各種取り揃えていた。
和紙の取り扱いをしているような文具店は、
それは種類豊富で、
筆まめな自分を想像して、
何セットも揃えのを覚えている。
このレターセットは誰それ用で、
夏にはこれ、
冬にはこちら、
とか考えながら。
でも現実は、
自分の書く字にコンプレックスを持つ筆不精な私。
色々書きたいことは思いついても、
いざ便箋を前にすると、
何度も何度も書き直し。
とても時間のかかる億劫な作業。
だから、
まめに手紙なんて書かない。
沢山のレターセットは、
年月をかけ、
少しずつ処分していった。
最後の最後まで取っておいた、
一番シンプルな便箋。
残り僅かだから、
使い切ってしまおう。
そんな気持ちで取っておいたけど、
もう何年使い切れないままかな。
先日、父に向けて郵便物を送る際、
一言書き添えるのに使ったのは、
一筆箋。
そう、私が書けるのはこの程度。
便箋を使うような長い手紙、
もう書くことないな。
もし必要になっても、
すぐに購入できるものだし、
息子のレポート用紙を借りてもいい。
そんなシンプルな考えを実行できずにいたなんて。
かつて沢山揃えたレターセット。
「達筆で筆まめな自分」を想像して、
そんな自分になりたくて、
集めただけだった。
今回の処分対象。
まとめられるものはまとめ、
購入時の袋の余分な部分はカット。
ささいな事だけど、
かさばりも減り、
中のものも探しやすくなった。
いま必要なのはこれだけ。
私の場合、
〜したい、の気持ちは、
~している自分になりたい、でもある。
以前、処分した手芸用品もしかり。
読めないままの本しかり。
好奇心は大事だけれど、
もの集めることが、
理想の自分に近づけるわけじゃない。
今回のレターファイルの見直しが、
「憧れの自分を諦めきれない自分」の断捨離につながっているといいな。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。