3年前、
この家に引っ越した半年後のリビングダイニング。
当時はまだリビングスペースにテレビがあった。
ダイニングテーブル横には、
2段のカラーボックスが4個。
スペースに余裕があると、
ただのカラーボックスが、
おしゃれな家具にも見える。
このカラーボックスは、
息子たちの部屋のクローゼットや押し入れに設置するために購入したもの。
収納用品はなるべく増やさない、
と決めていたけれど、
収納スペースが広すぎて、
本や学用品がうまくまとまらない。
半年後に観念して購入したのが、
このカラーボックス。
組み立て後、
それぞれの収納スペース内に設置するまでの数日間、
空いていたこの場所へ一時的に置いた。
せっかく棚があるのなら、と、
小物も置いてみたところ、
ちょっと素敵な空間に。
こういう贅沢な飾り棚もありかな、
なんて思いつつ、
ほんの数日このまま放置。
数日間で、
ほこりがたまり、
ものも置かれがちに。
平面があれば当然の成り行き。
また、
家具が増えると当然空間も狭まり、
行き来しづらい。
その後、カーラーボックスはそれぞれの収納スペース内へ。
家具は少ないほうが暮らしやすい。
引っ越し後の現在と少し異なる部屋の様子が、
懐かしく感じられる。
引っ越しのトラックをよく見かける時期。
出入りが頻繁にあるマンションで、
後から入居した世帯が、
先に転居していく。
いつの間にか、
我が家はマンション内では古株。
2,3年おきに引っ越しを繰り返した我が家。
1カ所に住み続けた最長期間が5年。
現在の家は入居から3年半。
今後も引っ越しの予定はなく、
いまの家は最も長く住む家になりそう。
3年もたつと、
家全体が落ち着き、
ものの動きがなくなる。
家の中を片付けたり、
収納を考えたりすることが好きな私。
そんな私が、
最近することがないな、、と思える。
ものが適量になり、
収納が適材適所に落ち着いてきた。
インテリア用品や収納用品の買い物が極端に減った。
「要改善箇所」が減ったのかもしれない。
夫の転勤に伴う引っ越しはいつも突然で、
戸惑いと不安、緊張を伴うものだった。
一方で、
新しい住まいへの期待が高まり、
わくわくする気持ちも引き起こす。
新築や築古、
マンションや戸建て、
海外のコンドミニアムやサービスアパートメント、
様々な形態の家に住むことができた。
そのたびに、
インテリアを考え、
収納を1からやり直す。
楽しい作業であるとともに、
随分な労力と時間、お金を費やした。
収納の形態が違うので、
引っ越しのたびに収納用品を買い揃える。
カーテンや照明も家によって様々。
エアコンや食洗器、
せっかく購入した家電が引っ越し先では使えずに処分することもあった。
車が2台必要な地域には1台を追加購入。
息子達のベッドや本棚も、
揃えては捨ててきた。
その時々で必要なものだったとはいえ、
なんともったいないこと。
余談だけど、
日々の買い物でも、
引っ越し直後は無駄が多い。
安いスーパーやドラッグストアの探索。
セールの日、
ポイント○倍デーなど、
把握するまでに時間がかかる。
引っ越し後しばらくは、
生活費が高くなる。
振り返ると、
なんと無駄の多いこと、、。
引っ越しで入れ替えたもの、
捨てたものたちに、
いくら費やしたのか、
などと、つい考えてしまう。
引っ越しがこんなにも頻繁でなければ、
さぞかし貯蓄できただろうに、、。
生活が落ち着いたいま、
これまでで一番無駄の少ない生活をしていると思う。
新しい環境にわくわくした引っ越しも、
いまはできる限り先延ばしにしたいと思える。
変化を嫌い、
定住志向が高まっている。
もう若くないのだな、、。
最近よく食卓にあがる、
豚ロースの味噌漬け焼き。
いつも行くスーパーで、毎月2度、
豚ロースが半額になることに気づき、
必ずそのタイミングで購入するように。
これも引っ越し直後には、
知らずに過ごしていたこと。
長く住み続けるほど、
あらゆる面でコスパは良くなる。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。