暖かな日差しが差し込む部屋の、
テーブル上のみかん。
こたつにみかん、が、
冬の風物詩としてすりこまれているからか、
みかんは器やかごに盛り、
テーブル上に置きたくなる。
盛りつけ用の器。
柄が内側にも外側にも。
色の濃い絵柄が主張するせいか、
料理を盛り付けるには、
いまひとつ合わない。
小ぶりのみかんか、
キウイフルーツの盛りつけ専用になった。
汎用性がなさすぎて、
なんども断捨離対象になった器。
でも、
久ぶりに使うたびに、
捨てなくよかった、
と思える。
出番が少なくても、
割れるまで、
飽きるまで、
大切に使う。
この時期実家から送られてくる、
みかんとキウイフルーツは、
我が家の冬のビタミン源。
実家からのみかんは、
大ぶりなもの。
みかんが食べられるのは、
せいぜい1日1個か2個。
腐らせる前になんとか一気に消費しようと、
始めたみかんジュース。
大ぶりなみかんを選び、
皮だけむき、
ブレンダーにかける。
ざるで内側の薄皮をこす。
レモン汁を少々加えると、
飲みやすくなる。
氷たっぷりのグラスに、
ストローで飲む。
みかんジュースは、
我が家の冬の風物詩。
冷蔵庫にあるとわかやいなや、
あっというまになくなってしまうので、
1日1杯まで、と、
飲量制限。笑
ピッチャー4個。
年中無休は、
麦茶用と水用。
夏期は緑茶用として使っていたものが、
私のお弁当生活が始まったため、
年中無休に加わった。
冬期は、
みかんジュース用として使っていたのに、
今年は使えない。
さて困った。
1個買い足すべきか。
思いついたのが、
アイスコーヒー用のピッチャー。
入れてみると、
あれ、なんだか、おしゃれ。
高級オレンジジュースみたい。
慌ててピッチャーを買い足さなくて、
よかった。
父が退職直後に植えて以来20年。
みかんもキウイフルーツも、
毎年食べきれないくらい実る。
みかんジュースづくりは、
食べるだけでは追い付かないみかんを、
なんとか消費するために、
15年ほど前に始めた。
長男が生まれてから数年、
冬はインフルエンザ、胃腸風邪ほか、
あらゆる菌に感染しては、
家族でキャッチボールを繰り返していた。
それが、
このみかんジュースを始めてから、
ぴたりととまった。
息子たちが成長したというのもあるけれど、
風邪ひきさんがまわりに増えても、
我が家では高熱で寝込むということが、
なくなった。
我が家での、
冬のビタミン補給信仰の始まり。
昨年末のコロナ感染まで、
冬期に寝込むことがなかった。
来年も口にできるのだろうか、
なんて思いながら、
当たり前の日常に、
今年も感謝する。
最後までお読みいただきありがとうございます。