私の整理帖

暮らしにまつわるひとり言

捨てる理由

 

 

3着の夏服。

 

夏が終わる前、

断捨離すると決めた服。

 

夏服のシーズンに終わりが見えてくると、

来年も着たいだろうか、

と思えるものがでてくる。

 

購入して数年の2着と、

昨年購入した1着。

 

今年何度か出番のあった服。

今年になって気に入って着ていた服。

購入時はとても気に入っていたのに、

もう2年着ていない服。

 

お気に入りだけに、

決断の先送りをしてきた服たち。

 

 

「きっと、別れる理由を彼に確かめるんでしょうね」

彼女はあっさりと答えた。

「好きになるのに理由はいらないけど、

別れるためには理由が必要でしょ。

でないと終わらせられないじゃない。」

私は黙って頷くのみだった。

あまりにごもっともな意見である。

 『まひるの月を追いかけて』恩田陸

 

 

小説のフレーズに、

自分の恋愛経験を結びつけるのではなく、

断捨離と結びつけ、

妙に納得する。

 

ものも同じ、と。

 

 

ものを選ぶとき、

明確な理由がないことのほうが多い。

 

ただ、必要だから、

気に入ったから、

欲しいから。

 

衝動買いなら尚更。

 

でも、

いざ、処分しようか、と、

ものとの「別れ」を想定すると、

自分を納得させるための明確な理由が必要となる。

 

いさぎよく断捨離するために、

捨てる理由を探す。

 

 

黒のサマーニット

 

 

次男の学校行事で必要となり、

昨夏購入。

 

ニットは暑い、

そう思っていた私は、

行事以外で着用することはなかった。

 

次男の高校生活が終わる今年で処分しょうと決めていた。

 

ところが今夏は、

仕事先が私服での勤務となり、

このサマーニットの出番が増えた。

 

ボトムにインでもアウトでも着られるので、

コーディネートしやすい。

 

思いのほか涼しく着られるうえ、

カーディガンを羽織ることで、

これからの季節まだまだ活躍できそう。

 

あまりの着心地の良さに、

処分せずに来夏も着る、

と決めた矢先、

襟もとのゴムが切れてしまった。涙

 

まだまだ着たいけれど、

伸びた襟では着られない。

 

捨てる理由①

破損

 

 

ノースリーブのボタンダウンのシャツ

 

 

ノースリーブで涼しく着られるのが気に入っていたけれど、

会社規定でノースリーブ禁止のため、

仕事での着用はカーディガンとセット。

 

インにもアウトにも着られるけれど、

カーディガンと合わせるには、イン。

 

丈が長いため、

インにすると

腰回りがもたつく。

 

なにより、

両脇のリボン結びの紐の扱いがわずらわしい。

 

実のところ、

昨夏からちょっと疑問に思いつつ、

だましだまし着ていた服。

 

捨てる理由②

丈とデザインが気に入らない。

 

 

白のシャツ

 

 

しっかりした生地とデザインで、

やはり学校行事向けに購入したもの。

 

3年前は着用機会も多く、

お気に入りの1枚だった。

 

その後ぱったり着用することが減り、

この2年は1度も袖を通さず。

 

好きなのになぜだろう。

 

ゆったりと着られて、

涼しい。

 

シャツだけみると、

似合っていると思えるし、

着心地も好き。

 

捨てるのやめようか、と、

ボトムスを何着か合わせてみる。

 

おかしいな、、

どれもしっくりこない。

 

一番の原因は、

コーディネートしにくいことだった。

 

単体ではお気に入りなのに、

出番がないのは、

これが原因だったのか。

 

捨てる理由③

コーディネートし難い

 

 

明確な捨てる理由が見つかると、

未練なくさよならすることができる。

 

見つけた捨てる理由、

次に生かせるといいな。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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