私の整理帖

暮らしにまつわるひとり言

ようやく決断できたこと

 

今年の分も含め、

処分できずにいたこれまでの年賀状。

 

今日こそ処分する、

そう決めた日。

 

流れるように作業したくて、

道具を並べる。

 

スマホに住所を登録したら、

用意したハサミでカットしてかごに入れる。

 

カットし終えたら、

封筒に入れ、テープで閉じて処分。

 

感情をはさむと、

作業が止まってしまう。

 

もう何度も見返した。

 

全部記憶した。

 

だから、もうなくても大丈夫。

 

 

ずっと迷いながらもできなかったこと。

 

年賀状をやめる。

 

やっと決断できた。

 

 

今年出した年賀状は、

たった5枚。

 

LINEがなかった頃から付き合いの続く、

友人数人。

 

親戚関係は海外へ転居した際に出すのをやめた。

 

転居が多かったため、

友人、知人が広範囲にいる。

 

付き合いの薄れていく友人も多い。

 

そんな友人関係を繋ぎ止めるかのように、

続けていた年賀状。

 

南国生活時代、

年賀状を一時期やめていた時期もある。

 

そのままやめてもいいかな、

とも考えた。

 

でも、

日本に帰国すると、

これまで遠方で会えなかった旧友とも距離が近くなり、

会いたい。

 

20年近く振りの嬉しい再会。

 

そのきっかけをつくってくれたのが、

年賀状だった。

 

 

そんなこともあり、

帰国後は、やめようか、と思いつつも、

やめ時がわからず、

細々と年賀状書きをしていた。

 

そんな旧友のうちの1人から昨年12月に届いた、

年賀状をやめるね、

というメッセージ。

 

また、別の1人からも、

年賀状ではなく、

スマート年賀状で届く。

 

そして何より、

LINEだけでつながっている友人たちの方が多くなった。

 

住所や電話番号を知らない友人たち。

 

それでもふとした時に、

連絡を取り合い、

会う機会も得られる。

 

会えば、

会えなかった時間などなかったかのような、

以前ののままの関係。

 

年賀状があるなしに関わらず、

会いたいと思えば、会うことができるし、

連絡を取り合うことはできる。

 

 

そんな状況に、

もう年賀状はいいかな。

今回限りにしよう。

 

そう自然に思えた。

 

 

やめる、と決めたと同時に、

これまでに届いた年賀状の処分も決断。

 

これまでの年賀状を1枚1枚見返した後に処分する。

 

活動的になることもできない、

寒さ厳しいこの時期には、

ぴったりの作業。

 

毎年、

最新のものを残し、他は処分、

と、整理してきたので、

残してある年賀状はそれほど多くない。

 

写真入りのものは、

一時期全て残していたけれど、

お子さん達の成長が一定期間を過ぎると、

最新のものを残して処分できるように。

 

 

息子達と共に成長した、

お友達の写真入り年賀状。

 

同級生たちの会ったことのない2世たち。

 

もうこんなに大きくなったんだ。

お父さんにそっくりだよね。

 

同級生、同窓生同士の夫婦が私たちを含め、

周りに何組かいる。

 

そのため、受け取っては、

夫婦で言いたい放題、盛り上っていたのが、

写真入り年賀状。

 

めったに会えない甥っ子、姪っ子たちの成長を確認したのも、

年賀状だった。

 

でももう、みんなすっかり成長した。

 

写真を眺めて共に成長を確認しあう、

そんな時期は過ぎた。

 

なにより、

いまならいつでも連絡し合える手段はいくらでもある。

 

紙で残す必要はない。

 

 

本当に処分していいのか、

最後まで迷いがあったのが、

いまは亡き親族の直筆の年賀状。

 

離れて暮らす私を気遣う、あたたかい言葉の数々。

 

二度と受け取ることのできないメッセージを

捨ててもいいものか、

何度も行ったり来たり。

 

でも、

ふとしたときに、

鮮明に浮かんでくるその人たちの映像。

 

いまも私の中で生きている。

 

思い出すために文字を残しておくよりも、

自分の記憶を大切にしょう。

 

そう思うことで、

処分を決めることができた。

 

 

息子達は、

年賀状を出す意味がよくわからない、

という世代。

 

ずっと年賀状準備が億劫で、

こんな習慣なくなればいいのに、

なんて思いながらも、

まさかなくなるとは思っていなかった私。

 

絶対なんてものはなく、

時代と共に変化していくことの多いこと。

 

年賀状をやめる決断は、

古き良き習慣を捨てる、という後ろめたさが、

残るかなとも思っていた。

 

でも、

すっきりした気分のほうが上回った。

 

 

今年届いた年賀状は数枚だったけれど、

念のため、お年玉付き年賀状の抽選結果を確認。

 

残念ながら、当選番号は見当たらず。

 

1枚余った年賀状だけ、

次回郵便局へ行く際に、

はがきに交換してもらおう。

 

 

 

 今年は思い出のもの処分を頑張って進めています ↓

 

uminotebook.com

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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