キッチンの一番奥に設置している、
お豆腐のような角ばった白い無印良品の冷蔵庫。
同じマンションの他の多くのご家庭では、
窓から透ける影から想像するに、
窓側に冷蔵庫を設置しているのではなさそう。
キッチン入口側の壁と、
窓の斜め下の方に、
コンセントがある。
コンセントの数と位置、窓の存在から、
手前に置くように設計されているのだと思う。
でも我が家は奥に置くことにこだわった。
私以外の家族が開け閉めするには、
手前のほうが便利だとは思う。
でも、
調理しながら開け閉めするには、
奥の方が都合がいい。
調理しながら開け閉めしやすうえに、
冷蔵庫から出すものを一旦置くのに、
収納棚やキッチン作業台どちらにも置きやすい。
その逆、
冷蔵庫にしまうときも同様。
それから、手前だと、
入り口が狭くなり、
圧迫感が出る。
大きな地震がきたとして、
冷蔵庫が倒れてきたら、
と想像すると、
キッチンをふさいでしまうかもしれない。
奥にならば、
キッチン外に出れば、
取敢えず安全は確保される。
そんな理由から、
冷蔵庫は迷うことなく奥に設置。
冷蔵庫と奥の壁の間は、
コンセントの差し込みに余裕をもたせるのと、
放熱させるためのすき間がある。
適当に設置してもらったのに、
このすき間11㎝が絶妙だった。
入居後しばらくしてから購入した、
収納棚と、ごみ箱を、
横一列にぴったり並べて設置できた。
冷蔵庫も収納棚もごみ箱も全て無印良品。
無印良品のモデルルームといってもいいのではないか、
というくらいぴったりはまったお気に入りコーナー。
11㎝よりも余裕をもたせていたら、
このコーナーはなかったかもしれない。
幅11㎝のすき間。
このすき間を有効活用。
マグネットを駆使し、
いろんなものをくっつけている。
マグネットフックに掛けたエプロン。
エプロンは、一日に何度もつけ外しする。
濡れた状態で外すこともあるから、
たたんでしまうことは避けたい。
フックに引っかけるだけなら、
出し入れしやすく、
キッチンやテーブル周りに脱いだまま置きっぱなし、
ということがない。
片付けつつ、乾かせるのもいい。
白のマグネットクリップは、
レシピ帖を挟むときのために待機。
煮物や時々しかつくらない料理は、
レシピ帖が必須。
コンロで調理しながら確認するのに、
冷蔵庫の扉が大助かり。
マグネットフックに引っかけたゴム2本。
ショートカットの私がゴムを使うのは、
腕につけるため。
半袖以外の時期、
袖をまくるだけでは調理中に下がってきて、
わずらわしい。
袖が邪魔にならないよう、
腕にゴムをはめる。
調理が終われば外すので、
エプロン同様、
出し入れしやすいこの場所はベスト。
ゴムをかけたフックの下は、
両面マグネットにつけたヘアピン。
前髪がうっとうしいので、
家にいる間はヘアピンで留める。
外出時や就寝前には外すので、
この位置に戻す。
側面に触れるだけで元に戻すことができる。
ゴムやヘアピンのような細かなものは、
ついその辺に置きっぱなしにしてしまいがちで、
そのため、
行方不明にもなりやすい。
側面に引っかけるだけの収納は、
面倒くさい気持ちになることもない。
作業の傍ら、つけ外ししやすのが、
なにより便利。
冷蔵庫の側面にやたら物をつけるのは、
よくないとは思うけれど、
散らかり防止、
行方不明防止には、
とてもいい収納スペース。
置き場所が定まりにくいものを、
生活感を出すことなく、
使いやすい場所に
定位置とできた。
キッチン入口側からの死角、
わずか11㎝のすき間。
収納をあれこれ考えるけれど、
こういう偶然によるものに、
うまくフィットしたときが、
一番嬉しい。
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