あまり有効活用されていない、
我が家のリビングスペース。
テレビが撤去されたテレビボードの収納部分には、
ほとんどそこにあるべき必要のないもの。
お気に入りの家具なので捨てるつもりはないけれど、
このままリビングスペースに置いておくべきか、
ずっと迷っていた。
世間の流れに乗ってというべきか、
我が家にもとうとうコロナがやってきた。
感染者は夫。
仕事から帰宅後、高熱と喉の痛みを訴える。
症状からあきらかなため、すぐに隔離。
発熱外来にて受けたPCR検査にて感染確定。
私自身は陰性だったため、数日間の自宅待機ですんだ。
夫の自宅療養中、
夫は寝室、息子達はそれぞれの個室、私はリビングスペースで過ごす。
食事は各部屋に持ち込んで摂る。
私には個室がないため、
寝るのもリビングスペースで。
予備の布団セットが一式あるものの、
出し入れが面倒で、
カーペットで寝起きする。
夏ということもあり、 カーペットがあれば充分。
何せ私は何処でも寝られる人。
枕を置き、
ビーズクッションを並べて気持ち程度の仕切りをつれば、
就寝スペースに。
ダイニングテーブルは、
夫が過ごす寝室の真横。
寝室にはエアコンがないため、
気温が高い日にはドアを少し開け、
リビングのエアコンの涼気を送る。
さすがに寝室横のテーブルでの食事は避けたく、
食事もリビングスペースで。
テレビボードがテーブル代わり。
テレビボードをテーブル代わりに、
タブレットで動画観賞しながら、
1人食事する。
家事以外の時間でも、
テレビボード周りになにかと置いて、
お楽しみ時間を過ごす。
夫には申し訳ないけれど、
私はすこぶる元気で、 思わぬ得た連休。
家族みな在宅で、
家の中を自由に動き回ることができないなら、
キッチンに立つ以外は、 リビングスペースでじっとしているしかない。
夏季休暇中に読みきれなかった本を読んだり、
だらだら動画や映画を観て、
気の向くままに寝る。
束の間の生活だから、と、
テレビボード上にものを並べ、
生活感満載。
寝室に出入りするのを最小限にするために、
必要なものはリビングに持ち出し、
テーブル周りにも出しっぱなしのものが多々。
部屋も乱れがちになるけれど、
看病と感染しないよう気を付けつつ、
体力温存に努める日々。
隔離生活という非日常。
夫の症状が落ち着くころには、
家族みな隔離生活にこなれてくる。
私はリビング生活でより快適に過ごせるよう、
一時的な収納先を確保し、それなりに整えられるように。
隔離生活最終日には、
一抹の寂しさまで感じる始末。
通常モードに戻った我が家。
夫は仕事復帰し、
食事はテーブルで。
出しっぱなしになっていたものは、
元通りに片付けられた。
持て余し気味のリビングスペースだけど、
夫の療養中も家族で感染することなくすごせたのは、
空間の余裕がおおいに関係した気がする。
そして、
ストレスなく過ごせたのは、
テレビボードあってこそ。
テレビボードの移動はせずに、
このままにしておこう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。