私の整理帖

暮らしにまつわるひとり言

断捨離した大物とその後

 

寝室入口横の夫スペース。

 

夫は在宅時、

食事と仕事をテーブルでする以外、

このスペースで過ごす。

 

 

3年前にこの家に入居してから大きな変化はないけれど、

唯一大きく変わったことと言えば、

この夫スペースができたこと。

 

以前この場所には、

4段引き出しの白いチェストがあった。

 

長男を妊娠中に購入したもの。

 

細々とした赤ちゃん用品を整理できるものが必要で、

当時好きだったフレンチナチュラルテイストのものを選んだ。

 

白木で表面は白く塗装してある、

やわらかい印象の MOMO natural の家具。

 

新婚当初の家は狭かったこともあり、

小さなテーブルやカラーボックスなどの手持ちの家具を持ち寄っただけの部屋。

 

そんな部屋に初めての家具らしい家具。

 

嫁入り道具と思って大切にしてきた。

 

 

 

息子達が乳幼児の頃は、衣類やケアグッズを収めていた。

 

玄関に少しスペースのある家に住んだ時は、

外出時に必要なハンカチやティッシュ、雨具などを入れてるために

玄関に置いていた。

 

一時、実家に預けていたけれど、現在の家に転居した際に、また持ち込んだ。

 

現在の家は収納スペースが充分すぎるくらいある。

ただ、広いスペースなので、

細かなものを仕分けるには収納家具も必要だと思っていた。

 

できればリビングに置きたかったけれど、

テーブルの位置が決まっているので、

チェストを置くスペースがなく、

寝室入口付近に設置した。

 

 

このコーナーの雰囲気が好きだった。

 

そんなチェストに何を収納していたかというと、

夫と私の私物、

文房具、

PC とその周辺機器。

 

現在は押し入れの収納ケースに入れているもの。

 

この場所になくてはならないもの、というよりも、

収納家具があるから入れていたものばかり。

 

 

そして、使いながら気になっていたことが2つ。

 

 

その一つが、寝室に背の高い家具があること。

 

このチェストの前に布団を敷く。

 

もし大きな地震でもきたら、

上半身にこの家具が倒れてくる。

 

 

二つめが、家具自体の使い心地。

 

下2段の大きな引き出しは、

引き出すのに力がいる。

出し入れするたびに、キーという音がするようになっていた。

 

気軽に気持ちよく出し入れできない。

 

 

徐々にチェストを使い続けることに疑問を持つように。

 

 

中の物は本当に必要か、

移動させることはできないか。

 

何度も引き出しの中身をのぞき込み、

移動させる算段をつけ、

徐々に中のものを取り出していった。

 

中が空になると、

その後は早かった。

 

このチェスト、処分してしまおう。

 

考えが変わらないうちに、

粗大ごみの回収チケットを購入。

 

我が家の地域は一辺が90cm未満であれば可燃ごみとして出せる。

 

そのギリギリ90cmにおさまる。

 

粗大ごみの回収願いの電話をしたところ、

粗大ごみでなくても出せますよ、とのこと。

 

少し迷ったけれど、

万が一回収されないことを考えると、

粗大ごみとして回収してもらったほうがいいな、

そう思い、粗大ごみとして申し込んだ。

 

この回収をお願いしたのが、

コロナが日本に上陸し、

学校が一斉休校になった頃。

 

目に見えないウイルスに最もおびえていた時期。

 

夫の不在時だったので、

息子達と3人がかりでごみ置き場まで運んだのを覚えている。

 

ごみ捨て場まで出ただけの息子達が、

久しぶりに外に出た、

と興奮気味に言ってた。

懐かしい。

 

 

そんな2年半前に家具を断捨離後、

夫の私物を出し入れしやすい場所に収納する必要があったため、

次男の部屋のクロゼットで眠っていた2段のチェストを一時的に仮置き。

 

夫の私物も見直しをし、

ゆくゆくは2段チェストも処分するつもりだった。

 

 

その2段チェストは現在も健在。

 

夫のくつろぎスペースとなっている。

 

 

YouTubeや映画観賞、趣味のギターを弾くのもこの場所。

 

考え事もここでする。

 

ローチェストがテーブル代わりとなり、

簡単な作業も済ませる。

 

夫のコロナで自宅療養中には、

ここで食事をしていた。

 

仕事で疲れて帰った後も、

この場所でくつろいで気持ちをリセットしていく。

 

このスペースができたことで、

寝室は、寝室兼夫の部屋となった。

 

 

大切にしてきた家具を処分するには

思い切りが必要だった。

 

ごみ置き場に置いたときの、

感傷的な気持ちも覚えている。

 

それでも、大物家具を処分したことで、

夫の憩いの場を手に入れることができた。

 

夫にはなくてはならないスペース。

 

 

ものを捨てることで得られること。

 

ものではない

もっと大切なものを手にいれられる。

 

 

 

 夫の不在時には、私もこの周辺でくつろぎます ↓

uminotebook.com

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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