少し深さのある器と涼しげな色の丸皿、角皿。
夏も終わりに近づいて、
もうなくてもいいかな、と思えた器たち。
深さのある器は、我が家にしては、大きな器。
引き出物とか何かのお返しの品で、
実家にあったものを譲り受けたもの。
深さがあるので、
主に冷やしうどん用として使ってきた。
具をもりもりに盛るぶっかけうどん。
納豆、大根おろし、とろろ昆布、オクラ、長芋のすりおろし、めかぶ、
刻みみょうがやねぎ、
ごまに、鰹節に、のり、、、。
思いつく限りの具をのせて、
めんつゆをかけていただく。
夏のお昼のお気に入りメニュー。
盛り付けたときの見た目も好きで、
そのための器といってもいいくらいの限定使用。
でも、私には、この器はちょっと大きい。
この器は主に夫用。
夫のぶっかけうどん用。
今年の夏、数回使ってみて、
重さと片手では扱えない大きさに、
負担を感じた。
ちらし寿司や煮物をこの器に盛り付け、
テーブルで各自が取り分ける、
ということをしていた頃もあった。
現在は、
食事時間が揃わないことのほうが多いから、
個々のお皿に取り分けておく。
大皿の出番がなくなった。
生活スタイルが変わったのだ。
夏以外使うことのなくなった器。
この夏の間使ったのは数えるほど。
夏だから使わないとな、、、
と意識して使っている自分に気が付き、
もう手放そうと思えた。
淡い水色の丸皿は2枚所有。
もともと4枚揃えて、
2枚を割ってしまった。
煮魚をもりつけるのに、
少し縁のあるお皿が必要で、購入したものだった。
とてもお気に入りで大切に使ってきた。
でも、息子達の食事量が増えると、
主菜のお皿用としては小さくなってしまった。
また、煮魚など、煮汁のある主菜をつくるのは主に寒い時期。
寒い時期にこの涼しげなお皿を使う気になれず、
使う機会がめっきり減ってしまった。
このお皿に合う料理は、
南蛮漬けかお刺身。
この夏その両方のメニューで使用してみて、
このお皿でなくてもいい、と思えた。
というのも、半年ほど前、
黒の少し深さのある丸皿を大小異なる大きさで2枚ずつ購入した。
そのお皿があれば、
煮魚、南蛮漬け、お刺身にも対応できるうえ、
料理も映える。
黒皿なら、
夏でも、冬でも季節を気にすることなく使える。
1年のうちで夏だけつかうのは、
使用期間が短すぎ、
なるべく持ちたくなくなった。
淡いグリーンの小さな角皿も2枚所有。
タイのセラドン焼きのお皿。
このお皿を一目見たとき、
実家のある地方の有名な和菓子を思い浮かべた。
その和菓子を盛り付けるのに、このお皿がぴったりだ、と。
実際、本当にその和菓子によくあい、
年に数回あるかないか、の機会のために、
ずっと大切にしてきた。
でも、
それ以外に出番がない。
色や形のせいか、
普段の食事では使う機会がない。
この夏の帰省でまたいつもの和菓子を持ち帰り、
角皿でいただいた。
もう充分気持ちが満たされて、手放すことにした。
用途限定の器を処分できた、という達成感。
今回の断捨離で、
ものが減ってすっきりした、とか、
使いやすくなった、
といった明らかな変化はない。
これらのお皿を目にするたびに
あまり使ってないな、
もう処分しようかな、
まだ使えるからとっておこうかな、、、
ともやもや考えていた。
もうそんなことを考えなくていい。
見た目よりも、
気持ちがすっきりした。
用途が限定されるもの。
使用する季節が限られるもの。
今後もできる限り減らしていきたいと思っている。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。