子供の頃収集していた切手と出しきれなかった年賀ハガキ、
毎週利用しているコープでの
カタログと一緒に入っていた封筒。
「コープみらい 子ども・子育て支援基金」のはがき・切手回収キャンペーン
切手やはがき、QUOカードやテレフォンカードなど、
未使用のものを回収。
生協側で集まったものを
金融機関や金券ショップで換金。
国内外の子ども支援活動団体に寄付される。
小学生の頃の切手コレクション。
切手集めが流行っていた。
夫も集めていた。
時代だな、、。
実家に預けていた荷物に入っていた切手帳。
整理された大量の記念切手。
切手帳なんて何年も開けて見ることはなかった。
3年前の引っ越し時、実家から持ち出し、
しばらくはそのまま放置。
祖父が買ってくれた赤い切手帳。
父が毎月のように発売される記念切手を定期的に購入してくれて、
切手帳に収まりきらないくらいあった。
鉄道や昆虫、伝統工芸などシリーズ記念切手も多く、
近代洋風建築と奥の細道のシリーズがお気に入りだった。
新しい切手が入るたび、また一から並べ替えたりして、、。
大ぶりの記念切手は絵画のように美しいものが多く、
眺めているだけで楽しかった。
切手収集にまつわるしっかり刻み込まれた思い出。
思い出と
切手=お金の認識が立ちはだかり、
とりあえず取っておこう、と手に取るたびに先送り。
いろんなものを処分していく過程で、
かさばる切手帳が、
負担に感じた2年前。
やっぱり片をつけよう、と決断。
記憶に刻み込まれてるから、と、
まずは切手帳を処分。
切手は金額別に仕分けてかさを減らし。
切手の買取りを検討したけれど、
買取り対象はシートごとで、 一枚一枚切り離された切手に価値はない。
捨てることもできず、 買取りにも出せず、 手放したいのに、手放せない。
そんなことを 切手を眺めながら嘆いていたら、
「使ってみたら?」
と夫がひと言。
記念切手は収集して眺めるもので、使うという認識が私にはなかった。
次男の受験や夫の仕事関係で郵便を利用することが多かった。
実家に時々荷物を送っていた。
暇を持て余し、懸賞生活をしていた。
これらすべて収集した切手を使用し、
1年かけて現在の数まで減らせた。
昨年1年間は郵便を利用することがほとんどなく、
郵便料金も変わったことで手持ちの切手が使いづらくなり、
減らなくなってしまった。
そんなとき目にした今回の封筒。
切手を使う機会がもうないのだから、
この機会に全て引き取ってもらおう、
という気持ちにようやくなれた。
切手は祖父や父との関わりと
子供時代の思い出が詰まったもの。
捨てられないし、捨ててはいけない、
と思っていた。
でもいろんなものを処分していく過程でわかった。
「そのもの」がなくても
大切な思い出は、
記憶のなかにしっかり刻みこまれている。
切手そのものが懐かしくなったら、
ネット検索の画像でいくらでも見ることができる。
実物を持ち続けることを負担に思うくらいなら、
思い切って処分してみたほうがいいこともある。
思い出はずっときれいなまま。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。