半年ぶりにカーテンを洗う。
月初めにすると決めている家事と同様、
忘れないようにルーティン家事として、
年に2度、カーテンを洗うことにしている。
洗う時期はカラッとした晴天の日が多い5月と10月。
いまの時期、4月から5月にかけて通常の家事に加えて、家じゅうを冬仕様から春夏仕様に変えていく。
小型家電をしまい、衣類を入れ替え、冬物を洗う。
洗い物は、
1人につき2枚の毛布とひざ掛け、
冬物のコートやセーター、手袋やマフラーなどの小物類、
冬物スリッパ、
これらを休みの日の晴れた日に、ベランダいっぱいに洗濯物を干す。
それらがひと段落したら、カーテンの洗濯。
カーテンは息子達の2部屋と寝室に、レースのカーテンと遮光カーテンがそれぞれ2セットずつと、キッチンにレースのカーテンが1枚。
この時期に洗濯するのは、乾きやすいのというのもあるけれど、
冬物を洗うのと同時期にすれば、忘れないから。
残り、次男の部屋とキッチンのカーテンを洗えば、
一連の洗濯と冬物片付けは終わる。
この季節家事、四季のない南国に暮らしたことがあるので、
なんとも煩わしく感じる。
南国に住み始めたのは8月だった。
夏の間に移ったので、
その後、秋がくるような気がしてしょうがなかった。
四季がないということが信じられず、最初の一年はずっと秋が恋しかった。
その後は、当たり前だけど、
長袖を着る日がこない、涼しくならない、来る日も来る日も暑い、、。
2年、3年と過ごすうち、暑いのは相変わらずだけど、
季節が変わらないことにだんだん慣れていき、
むしろ季節が変わらないことが、
楽に感じられるようになっていった。
季節の変わり目がないので、
風邪をひくことがなく、体調が安定している。
一年中半袖、寝具は枕とタオルケット一枚だけで過ごす。
家電や衣類、布団の入れ替えなど、季節家事が必要ない。
かさばる冬物衣類や布団も必要ない。
なんて楽で、なんてミニマル!
あんなに恋しかった春や秋だけど、
季節が変わらないって、案外悪くない。
ただ、季節が変わらないということは、
スーパーに並ぶものが1年中同じ。
1年中同じ食材を買って、同じ料理をつくって食べる。
四季がある日本と常夏の国、どちらが暮らしやすいか。
いまだに家族で話題にする。
日本は四季折々の行事や食べものがあり、
季節ごとのファッションも楽しめる。
でも季節家事に追われる時期になると、
気楽な南国生活が懐かしく、恋しい。
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